ポーカーから学ぶプログラミング的思考 - 確率と意思決定
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結論
ポーカーは単なるギャンブルではなく、「不完全情報下での最適解を探すアルゴリズム」の実践場です。
エンジニアが学ぶべき「確率的思考」と「リスク管理」が詰まっていました。
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こんばんは、トシぼうです。
お盆休みに時間があったので、以前から興味があったポーカー(テキサスホールデム)を体験しに、すすきののお店に行ってきました。
夜のすすきのは、東京在住時代の出張以来。
華やかだけど、歌舞伎町ほどのごちゃつきはなく、程よい活気があります。昔の池袋のような、少し懐かしい雰囲気も感じました。
ポーカーとプログラミングの共通点
実際にプレイしてみて驚いたのが、思考プロセスがプログラミングに非常に似ているということです。
# 1. 条件分岐とエラーハンドリング
ポーカーでは、配られた2枚のカード(ハンド)と、場に出る共有カード(ボード)の組み合わせで役が決まります。
- もし(`if`)ハンドが「AA」なら、強気にレイズする。
- もし(`else if`)相手がレイズしてきたら、自分の勝率(エクイティ)を再計算する。
- 例外(`catch`)的なブラフが来たらどう対処するか?
常に頭の中で if-else 文を回し、想定外の入力(相手のアクション)に対するエラーハンドリングを行っている感覚でした。
# 2. 期待値(EV)の計算
プログラミングでアルゴリズムの計算量を考えるように、ポーカーでは「期待値(Expected Value)」を計算します。
> 「この賭けは、長期的にはプラスになるか?」
これをコードで表現するなら、以下のような関数を常に実行しているイメージです。
def calculate_ev(win_probability, pot_size, bet_amount):
"""
期待値(EV) = (勝つ確率 * 得られる額) - (負ける確率 * 失う額)
"""
lose_probability = 1.0 - win_probability
ev = (win_probability * pot_size) - (lose_probability * bet_amount)
return ev
# 勝率30%、ポット1000円、ベット300円の場合
ev = calculate_ev(0.3, 1000, 300)
# 結果: 300 - 210 = +90円(期待値プラスなのでコールすべき)このように、感覚ではなく数値とロジックで判断を下す点は、システム開発の要件定義や設計に通じるものがあります。
エンジニアにポーカーをおすすめする理由
1. ロジカルシンキングが鍛えられる: 感情ではなく確率で判断する癖がつきます。
2. 「デバッグ」能力の向上: 負けたハンド(バグ)を振り返り、「なぜあの時コールしたのか?」を分析(デバッグ)するプロセスが重要です。
3. メンタル管理: バグ(バッドビート)が起きても動じない精神力が身につきます(笑)。
まとめ
今回訪れたすすきののお店は初心者にも優しく、ディーラーさんが丁寧にルールを教えてくれました。
単なる遊びとしてだけでなく、「意思決定のトレーニング」として、ポーカーはエンジニアにとって最高の趣味になり得ると感じました。
次は、Pythonを使って簡単な「ポーカー確率計算ツール」でも作ってみようかなと思います。